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ギリシャで即買い 超かっこいいポストカード第2弾

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ギリシャ・サモス島の土産屋で見つけたかっこいいポストカード

今回は第2弾(第1弾もおしゃれですよ)

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誰だかわかりますか? 名前が書いてありますね。

そう、ソクラテスです。


イラストは科学者ぽっいですが、古代ギリシャの哲学者です。

名前は聞いたことあるとは思います。
弟子プラトンの「饗宴」や「ソクラテスの弁明」などの著作の中で、ソクラテスが主人公として登場します。

 

古代ギリシャで絶大な信仰があったデルフォイの神託所で、一番の知者は「ソクラテス」だと言われ、「なんで俺なんかが!?」と悩んだ末…

「世の中で知者と呼ばれる人は自分が無知であることを知らない。けど俺は自分が無知であることを知っている!その点において俺は知識がある。」という、

「無知の知」で有名な人です。

(超意訳で書きましたがあってるでしょうか…)

 

自分一人で納得しとけばよかったものを、「本当は無知であることを気づかせないといけない」という、超迷惑な使命感で、手当たりしだいにアテネの知識人に議論をふっかけて負かしてしまうという、困ったおっさんです。

 

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ソクラテスの頭部像。エフェソス考古学博物館(セルチュク)に展示してありました。

 

このポストカードはソクラテスをデフォルメしたもの。

胸につけているワッペンには、

[know thyself」=「汝自身を知れ」と書かれています。

これはデルフォイの神託所に書かれてあったフレーズで、ソクラテスの言葉という説もあります。

右手に持っているのは化学薬品のようですが、中身は「毒」でしょうね。

上で書いたとおりアテネの知識人=有力者に議論をふっかけ負かしていたので、すごく嫌われていました。そのため、危険な思想で若者を堕落させたとかいう無理矢理な罪状で捕まって裁判にかけられ、死罪となりました。

死刑の方法は毒殺。

脱出させようとする弟子たちの懇願を退け、「単に生きるのではなく、善く生きるべし」と残し、自ら毒をあおって死んでいったとか。紀元前399年の話です。

 

 
もし、僕が気づいていない特徴が隠れていたなら教えてください。

目下、部屋に飾るフレームを探し中です。