トルコは安全なの? テロの危険性は??
旅行の計画を立てるとき、一番最初に気になるのは「安全性」です。ツアーじゃなく個人で旅をしようとするときは特に。トルコは一応イスラム圏の国なので、やはりテロが気になります。
では、ぶっちゃけどうなんでしょう?
実際に行った感想は、むちゃくちゃ安全。イスタンブールやカッパドキアなどの観光地は世界中からたくさんの旅行者が訪れる国際観光都市です。警備もしっかりしているし人が集まるところには銃をもった警官が巡回していて、普通に観光している分には危険に巻き込まれることはないと思います。
夜出歩かない、声をかけてきた人について行かない、デモに近づかない、アメリカ大使館など政治的な場所に近づかないなど旅行者としての最低限のルールを守っていればまず問題ないでしょう。
女性ひとりで行っても大丈夫だと思います。そういうバックパッカーもたくさんいました。
ただ、日本で普通に生活していても交通事故に巻き込まれたり、スリや置き引きにあったり、痴漢にあったり、酔っ払いに絡まれたりと危険に遭遇します。そんな危険は旅行中にも当然ありますので、必ず安全というわけではありません。やっかいな出来事に巻き込まれないよう、気を引き締めて旅を楽しみましょう。
でもテロの危険性がないわけじゃ。。。
確かに、日本ではまず起こらないテロ。日本人は特に敏感になりがちです。
では、外務省の海外安全ホームページで該当国の危険度を確認してみましょう。2018年7月現在、ヨーロッパエリアで危険情報がでている国はありません。一方、トルコのシリア国境付近は危険レベル3(渡航はやめてください)、イスタンブールとアンカラは危険レベル1(十分注意してください)がでています。
これだけみると、「トルコやべ~ 危険じゃん」となるのかもしれません。
※トルコのシリア国境付近ではクルド難民やISに関係するテロや軍事作戦が頻発しておりまじで危険だと思うので、よほどの覚悟がないなら近づかない方がよいでしょう。
(トルコ周辺国の国際情勢については、それを分析したサイトやブログがたくさんありますので、興味があればそちらをどうぞ。)
<リンク先:トルコの危険レベル>
しかし、マーレーシアやインドネシア、フィリピンにも危険レベル1~2がでています。日本人の語学留学先になっているフィリピンは全域がレベル1ですよ。イスタンブールと一緒。
確かに、イスタンブールやアンカラでは、数年前から断続的にテロが発生しています。
昨年2017年1月にもイスタンブールのナイトクラブでテロが発生しドイツ人旅行者十数人が犠牲になりました。しかし、危険情報がでていないフランスやスペインでもISが関係したとみられるテロ事件が発生しています。2017年8月のスペインバルセロナのテロでは観光客ら13人が犠牲になっています。
年に1回でもテロが発生する可能性があるなら危険なのかどうか。それに巻き込まれる可能性は交通事故で車に惹かれる可能性より低いような気がします。
テロの危険性をどこまで可能性の高いものとして受け取るかは人それぞれなので、その感覚は否定はしません。
テロが危険という方にとっては、おそらくスペインもフランスもトルコも危険レベルは同じ。外務省の危険情報を信用するならマニラもバリ島もイスタンブールも危険レベルは同じ。
ここ数年テロが発生した国には行かない、危険情報のある地域には行かないというのも、その人のリスク管理のルールなので十分尊重したいと思います。
ただ、これまでいろんな国を周遊した経験上、トルコは安全で旅行がしやすい国だと思います。観光地ではイタリアとそんなに変わらない安全性と充実した旅行ライフが楽しめます。
何が言いたかったかというと、あんまり気にするなということです。
事前にしっかりと情報収集して、トルコ旅行を楽しんでください。
きっとすばらしい経験ができるはずです。
(あとは個人の責任でお願いします)
トルコからエーゲ海で一番美しい海といわれるサモス島に渡ってみよう
この写真、どこだと思います? トルコです!
トルコの西南、古代ギリシャの遺跡で有名なエフェスの南に位置する港町「クシャダス」です。
トルコというと、イスタンブールやカッパドキア、パムカッレなんかの観光地が有名ですが、ヨーロッパの人たちにはエーゲ海リゾートの場でもあるんです。
古代ギリシア.ローマ、ビザンチン、オスマントルコの遺跡が残り、中東独特の雰囲気も味わえ、ケバブやトルコアイスなど食事も魅力的。それを堪能しながらビーチで遊ぶ。もう、これ以上の贅沢はない!
実際、僕が行った7月中旬の時期には欧米人がたくさんいました。
トルコは「陸」のイメージですが、北は黒海、西はエーゲ海、南は地中海と海に囲まれた国です。トルコ人もバカンスに海へ出かけるわけで、沿岸沿いにはリゾート観光地化した中小の町がたくさんあります。
が、このクシャダス、(ハイ注目!)トルコで唯一船で「ギリシアの島」に渡ることができるんです。その島の名前は「サモス島」。サモス島の紹介は改めてするとして、この島、エーゲ海に浮かぶ数多くの島の中でも、最も海がきれいらしい。
Map中央のピンの場所がサモス島です。場所的にほぼトルコですが、ギリシャ領なんで、言語はギリシャ語、通貨はユーロ、町の雰囲気もギリシアです。
一般的にサモス島には、①エーゲ海クルーズの寄港先、②アテネから飛行機で行くの2パターンがあります。僕の紹介する方法は3つ目のパターンですね。
エーゲ海クルーズで何日も船にのって代わり映えしない島々を巡るより、トルコも旅行できて、エーゲ海も楽しめるクシャダス⇔サモス島の方が魅力的だと思うんですが、そこは好みの問題です(エーゲ海クルーズを否定するわけではなく、あくまで僕がトルコ好きなだけなんです)
サモス島にだけ行きたいんだ!という方には、アテネから飛行機の一択ですね。
(では写真でイメージを膨らませてください。)
3枚目はサモス島・ピタゴリオ港
で、行ってきました、サモス島に
いつかはエーゲ海に行ってみたいと思っていた僕にとっては、人一倍の感動があったのもありますが、ザ・ギリシア ですよ! ギリシア行ったことないけど。
町もこじんまりしてキレイだし、そして前評判どおり海がきれい。山奥の小川の水か!っていうくらい透明。本当に感動しました。そして楽しかった。
でも日本人が僕しかいない。イスタンブールにあれほどいた中国人や韓国人も。大半がヨーローッパの白人。あと、少しのトルコ人。
トルコのエーゲ海沿い、そしてサモス島という素晴らしい場所を日本人に知ってもらい、是非訪れてほしい。そんな思いを持って日本に帰ってきたわけです。
そういうわけで、このブログは、トルコのエーゲ海沿いとサモス島の魅力を紹介するだけではなく、歩き方と僕が泊まったおすすめホテルやレストランなんかをできるだけ詳しく紹介していきます。このブログの情報だけで来れちゃったみたいな?(まぁそこまでは無理か。。。)
イスタンブールからクシャダス(とその周辺の観光地)の歩き方と番外編・カッパドキアの歩き方なんかをぼちぼちと書いていきますので、よろしくお願いします。